おはようございます。今頃お二人は飛行機の中ですね。お二人の帰国の旅が安らかに運ばれますようにお祈りしています。
さて、この1週間、子羊の信仰に触れる素晴らしい時間の共有を本当にありがとうございました。最初から最後まで感動の日々でした。今回の伝道の時は美津子さんが昔ご覧になったという“南半球の島から賛美の風が吹く”という幻が本当に現実のものとなるという確信を私に感じさせてくれました。そして私自身”私の心は定まりました。主よ、南半球のここから賛美の風が吹くように、そのために私を使ってください”と祈るようになりました。今回の伝道で洗礼を受けた人数は少なかったのですが、確実に賛美の風は出会ったすべての人に、特に私の学校で学ぶ若い生徒たちの心に届いたと信じます。
ここに2月20日から26日までのことを私なりにまとめてみました。
今回の1週間は最初から最後まで主の御手で整えられると信じて祈りつつ進んで行きました。オークランド空港到着から帰国の前日まで私と沖津可奈子さんがこの伝道にかかわらせていただいたのですが、すべてのパズルが一つずつ所定の位置に置かれて完成していくような思いでした。
オークランドに到着した日の夜、私たちはオークランドの集会リーダー渡辺えり子さんご夫妻と賛美の集会を持ったのですが、その時オークランドに住む私の友人も初めて参加しました。その晩、鈴木さんと村西さんが話された証は一瞬にして私の友人の心に届いたようでした。彼女が長いこと心の奥にしまって封印していた出来事に光が当てられ、彼女はその場で洗礼を受けました。私は心から神のみ技に感動しました。 その日の集会前には沖津可奈子さんが車をバックしていて停車中の車にぶつけるという事故があり、私は一瞬諸霊の妨害かとちょっと驚いたのですが、集会のあと、何者も主の愛と光を妨げることはできないと感じました。
次の日、私たちはコロマンデル半島のテームズという町に移りました。そこには私の語学学校のテームズキャンパスがあります。テームズという町は歴史の短いニュージーランドでは最も古い町です。金が出たために開国当時からヨーロッパからの移民が入って金鉱堀で栄えていました。そのため未浄化霊たちが町にはまだいるようで、金鉱堀たちの宿泊施設であった私の学校の建物にも沢山の霊たちが集っていたようです。これまで私は賛美のCDを折々にかけて、祈り続けてきたのですが、今回は鈴木さんと村西さんとともに血潮の賛美をしながら学校に住む霊たちに主の信仰を伝えました。今回の子羊の伝道が未浄化の霊たちにもなされたことに深い感動を覚えました。
そしてテームズでも夕方集会が持たれ、私の学校から現地の高校に移っていった10代の留学生たちが1ダースほど集まりました。彼らは鈴木さんのお話に熱心に聴きいっていましたし、何人かは賛美も一緒に歌っていました。そして集会のあと、高校生たちは鈴木さんを囲んで質問攻め、話は終わることなく続きそうな勢いでした。その中でどうしても洗礼を受けたいという15歳の少年の希望がでて、通常は未成年なので両親の許可を取るのですが、その家族を良く知っている私の判断で洗礼を受けることに同意しました。後ほど日本の家族からは了解を得ましたので問題はありませんでした。その子をこれまで2年ほど世話をしてきた私や私の娘は彼の洗礼を心から主に感謝しています。”彼は彼のままで主が愛され用いられる”というメッセージは彼にもっとも必要なメッセージでした。
そして私たちはテームズから私の住む町フィティアンガに移りました。金曜日にはフィティアンガで宿泊したお宅で、その家のオーナーと私の娘と孫も集まって子羊の信仰の話をし、その場で私の娘と孫、家のオーナーの3人が再洗礼を受けました。その晩はみんなで集まって賛美の時を持ったのですが、驚いたことにもうすぐ4歳になる私の孫がすごく喜んで賛美をし、特に鈴木さんのトンバックの演奏とともに賛美した”わが乙女イスラエル”では終わったとたんに孫が感極まったのか、鈴木さんにハグをしていました。
私の学校でもたれた土曜日の朝の日本語礼拝には高校の留学生や大人の生徒さんが10人ちょっときましたが、来られた60代の女性が特に賛美の響きに感銘を受け,是非もっと聴きたい言われるので月曜日の夕方に賛美のミニコンサートをすることになりした。この日も礼拝後、鈴木さんは来ていた高校生といろいろ話され、そのうちの何人かは鈴木さんに祈ってもらって帰りました。
日曜日のの朝の英語礼拝では村西さんがご主人に信仰を反対された時の証をされたのですが、今、同じ状況にある私の娘が通訳にあたり、まさに自分の経験と重なったと驚いていました。今回気づいたことはどの礼拝、集会でもそこで示されるメッセージを必要としている人が必ず出席しているということでした。そしてこの日に小さな奇跡が起こりました。あんなに娘の信仰に反対していたニュージーランド人の夫が鈴木さんと村西さんを自宅にご招待して、アフタヌーンティーを共にしたのです。そこでは信仰の話はしなかったのですが、常になく穏やかな表情でお二人を迎えた彼に私は本当に驚きました。
そしてその夜はいよいよ6つの宗派が一堂に集まる夕拝です。(フィティアンガにはカトリック、プロテスタントの7つの宗派の教会が在りますが、7つ目の”エホバの証人”はこの夕拝に参加しません)その日の賛美隊は村西さんと沖津さんと私の娘と私の4人でした。その晩、長老派のメリー牧師の教会には50人以上の人が集まりました。みんなで軽食をともにした後、夕拝は6時から始まりました。はじめに6つの教会の代表がそれぞれ3分から5分の短い賛美歌やお話や祈りをして、ついに7つ目の教会、子羊の群れの礼拝が始まりました。最初に鈴木さんが子羊の群れの賛美について短く説明して、教会堂にクレドの賛美CDが流れ始めると、その響きの美しさにその場の空気は一変したと私は感じました。そしてそれから続いた賛美曲と”賛美ですべては完成する”という鈴木さんの英語による話はまさにそこにいたすべての人の心に深く触れました。最後に鈴木さんがトンバックをたたいて、私たちは”わが乙女イスラエル”を賛美したのですが、終わった後には6人の宗派代表がそれぞれ前に立って、今夜の集会の喜びを話し、鈴木さんを祝福しました。来ていた人たち全員が本当に喜んでいるのが伝わってきて実に感動的でした。参加者全員が最後に鈴木さんと握手をして帰っていきましたが、メリー牧師も喜ばれて、来年も来ますという鈴木さんには大歓迎であるという答えでした。そして私がメリー牧師に日本の風の教会にも来ませんかというと、是非行きたいという事なので、いのちの家ができる来年には是非メリーさんを風の教会にお連れしようと思っています。ニュージーランドの小さな田舎町の教会での出来事ではありますが、これが波紋となってこれから大きく広がっていくのではないでしょうか。主の願いがなりますように。
フィティアンガ最後の月曜日の朝に私たちは聖研を持ちました。そこでも主の臨在を感じ、参加したニュージーランド在住組みは感動しました。そこで初めて違言らしきものが私の口から出てきたのも喜びでした。
その日の夕方の賛美ミニコンサートの聴衆はたった一人でしたが、その響きは私の学校中に届いたかに思われました。聴きにきた60代の女性は感動して帰られましたが、奈良の方でしたので帰国したら風の教会にも足を運ばされることと思います。
最後の晩、私たちはフィッシュ&チップスで最後の晩餐会をしましたが、その最後の瞬間まで主は働かれ、人生の何回目かの岐路に立っていた私の個人的な進路への決断はその晩覆されました。私は信仰の目で改めて決断をしなおすようにと鈴木さんの口を通して主に語られたことを確信しました。肉の目では苦難と思われることでも、最後にはすべてを益とされる主を信頼して祈りながら進んで行こうと改めで決断しました。
今回のニュージーランド伝道を導いてくださった主に心から感謝し、またそのために祈ってくださった皆様にも心から感謝いたします。
マクリーンえり子
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