るりさんは18歳の時にエバコナに留学をしました。高校受験で頑張り過ぎたるりさんは燃え尽き症候群になり、ノートを開けたりペンを持つだけでパニック発作を起こすようになってしまったそうです。同時に自律神経失調症も発症し、学校に行くことが苦になり学校に行けなくなってしまいます。そんな状況で自分の部屋で過ごす事が多くなり、高校3年生の終わりになってしまいます。周りのお友達はどんどん進学先を決め自分の道を見つけていっているのに自分だけがやりたいことも見つからず、取り残された気持ちになったるりさん。そんな時、親に助けを求められないような遠いところに行ったら今の自分を変える事ができるかもしれないという思い湧いてきて留学を決断したそうです。続きを読む
エバコナ生は今:安田海人くん 「自分の才能を見いだし、世界へ羽ばたいた青年」
安田海人くんが留学をしたいと思ったのは中学生の頃だったそうです。マルタ島に1週間程の短期留学をするチャンスがあり、外国の自由な空気を吸って、世界は広い、英語を話せるようになってもっと海外に行きたいと強く思うようになりました。もともと日本の学校が嫌いだったわけではなかったのですが、彼にはディスレクシア(読み書きに困難を感じる発達障害の一種)があったためにみんなと同じにできなければいけないという雰囲気の日本の学校では、ディスレクシアに対する理解もあまり無く、一部の人から時に「障害者」のように見られたりすることもあり、また学校では勉強ができない生徒とレッテルを貼られる事もあったそうです。
そんな海人君がニュージーランドに留学してからは自分のやりたい事を選んで勉強できる教育システムとディスレクシアを理解し、それを彼の個性として受け入れてくれる環境の中で、まさに籠に入れられていた鳥が外に飛びだしたように自由に生き生きと活動を始めます。ニュージーランドの高校では自分の得意な実技科目で実力を発揮。海洋学のダイビングコースではクラスのトップになり優秀賞を受賞。エンジニアリングのクラスではゴーカート、モーターバイク、4WDのバギー等様々なものづくりに取り組み、高校のエンジニアリングの先生から才能を見出されます。海人くんは地元のエンジニアリング会社でも高校の授業の一環としてインターンシップを体験。そのエンジニアリング会社の社長にも才能を高く評価されました。自分が得意な事を徹底的に追及できるニュージーランドの学校システムの中では、平均的に全ての科目ができるようになることを目指すのでは無く、才能が偏っていたとしてもそれを個性と受け止めて伸ばしてもらえる環境なので、ニュージーランドに来て海人くんの才能は大きく開花しました。また、苦手な読み書きは高校でできたニュージーランド人の友達もずいぶん助けてくれたそうです。続きを読む
エバコナ生は今:岸 晏花さん「 留学を通して人を信じ、自分を信じる事を学んだ」
こんにちは、エバコナのカース敦子です。早いものでもう2月も終わり、もう3月になりますね。さて、今回から過去のエバコナの高校準備コースの卒業生をインタビューし、彼らの現在、そして彼らの人生に留学という経験がどのようなインパクトをもたらしたのかについてお話を聞きブログ記事にまとめていこうと思います。初回はエバコナのウェブサイトでもストーリーをシェアしてくれている岸 晏花さんとお話をさせてもらいました。
晏花さんは15歳で留学を決めました。「普通」でなければいけない、みんなと同じにできなければいけないという雰囲気の日本の学校環境にプレッシャーや違和感を感じ、お友達関係も上手くいかず学校に行けなくなって悩んでいた時に留学という選択をしたそうです。
ニュージーランドに来てみて晏花さんがまず驚いたのは個性がある事が肯定される学校システムと社会だったそうです。高校システム自体がとてもフレキシブルで、自分の好きな科目を選んで学習ができる自由な学校教育。そして周りの人々が大らかでリラックスしていてそのままの自分でも大丈夫という安心感と自信を得られたそうです。続きを読む
「2021年のエバコナはどうなるの?」
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、新年1月のエバコナは日本に帰国できなかった高校準備コースの生徒たちと、すでに高校準備コースを卒業して今は各地の高校で勉強している生徒たちの里帰りで大変賑わっています。1月はまだ高校が夏休み中ということもあり、里帰り組のほとんどはアクティビティーを毎日組み込んだファンコースに参加していて、旧友との再会に盛り上がっています。しかしその彼らも今週末から来週にかけて各地のそれぞれの高校の新学期に合わせて戻り始めます。そして2020年度の高校準備コースの生徒たちも来週にはエバコナのコースを終了して、それぞれが選んだ高校に旅立っていきます。どの子も新しい門出にドキドキ、ワクワクしています。「みんな頑張れ!」、エバコナの本校スタッフはこれからは遠隔で、それぞれの地域カウンセラーを通して生徒たちをサポートしていきます。続きを読む
2021年新しい時代の幕開け
明けましておめでとうございます。
Evakona Education のカースです。
皆さん良いお正月とクリスマスを過ごされましたでしょうか?
2020年はコロナのパンデミックという混乱と不安の多い一年でしたが、2021年はどんな一年になるでしょうか?
私は最近何人かの人から2021年は西洋占星術で新しい時代の幕開け「風の時代」に入ったと聞きました。確かに去年パンデミックという幕開けから世界的に大きな変化が起きていていることを感じています。風の時代は個人の意識や行動が大切な時代となり、自分の頭で考え、自分の意思で能動的に行動しなくては成り立たない時代になるそうです。続きを読む
骨折で学んだこと
昨日の9月28日からニュージーランドは夏時間に移り全国の時計が1時間先に進みました。これからの半年間は日本との時差は4時間になります。 9月に入って確実に我が家の庭には春の気配が漂い始めました。鳥たちのさえずりも一段と賑やかになったように思います。私はコロナで全国が自宅待機になってしまった3月のロックダウン以来、秋、冬と通して毎朝犬と庭を歩き、祈りと賛美の時を持っていたのですが、鳥たちのさえずり川のせせらぎもそれに唱和してくれているようで、私はその時間を宇宙賛歌の時と呼んでいました。
ところが9月11日の朝、いつものように庭を歩き始めた途端、私は石の階段のところで滑って転んで右足のくるぶしを骨折してしまいました。人生で初めての骨折で、激痛ではあったものの訳も分からず、「多分く足をくじいたのだろう」と思い、這うように自宅に戻って安静にしていました。でもどうも様子が変なので医者に行き、レントゲンを撮ると折れていることがわかり、急遽ハミルトンの大病院に運ばれ手術となりました。病院には前後5日間いて、退院し、今は自宅療養しています。病院では右足のひざから下をしっかりとギブスで固められ、6週間ギブスは取れないと言われました。そしてその間右足を使うことは厳禁なので、帰宅してからはニー・スクーターという右足を座席に固定して左足で漕ぐというスクーターを借りて室内を移動しています。続きを読む
ニュージーランドの高校事情
早いもので2020年もとうとう8月に入りましたね。ニュージーランドの8月は日本の2月に当たる冬の終わりの月です。私の家の庭ではワトルやモクレンや椿の花が咲いて雨と曇りがちの天気に彩を添えています。
さて、エバコナの高校準備コースもついに中盤戦に入りました。現在、エバコナでは来年の高校選択のために高校準備コースの生徒たちの個別面談をしています。今年は日本からオンラインで参加している7人の生徒たちも含めて全部で26人の生徒がコースに参加しており、来年の現地高校編入に備えています。
毎年、この高校選びは生徒たちにとってはワクワクすることで、今はフィティアンガという小さな町で勉強しているので、多くの生徒が来年は大きな町か都市の高校に行きたいと考えます。そこで私たちがまず説明するのはニュージーランドの高校では教育内容とカリキュラムはすべて文部省が直接管理しているので大都市の学校も田舎の学校も学力の差がないことを話します。ニュージーランドでは日本の高1に当たる11年生から生徒たちは文部省のサイトに自分の名前を登録して国家試験NCEAのレベル1から卒業年のレベル3まで、毎年学校で取得した単位を各学校を通して登録していきます。ですから高校卒業という言葉は使わず、個々の生徒がどこまでNCEAのレベルを終了したかの証明を文部省から直接もらうことになります。続きを読む
オクトパスに感謝
私の住む人口4500人の町フィティアンガは観光業と漁業の町です。このあたりの海では鯛やクレイフィッシュと言われるロブスター(伊勢海老)がよく獲れ、町の魚工場からは活〆の鯛や冷凍の伊勢海老が日本に輸出されています。ですから町には漁師たちもたくさん住んでいるのですが、これはその漁師から又聞きした話です。
その人は伊勢海老の漁師でフィティアンガ周辺の海のあちこちに伊勢海老捕獲用の かごを仕掛けて、定期的にその仕掛けにかかった伊勢海老を集めてはフィティアンガの波止場に戻ってきます。それぞれの仕掛けから集めた伊勢海老は船の生けすに入れてフィティアンガの波止場に持ち帰るのですが、波止場に着いた時にはせっかく獲った伊勢海老はほとんど船の生けす中で死んでしまうそうです。続きを読む
「宇宙賛歌」に耳を傾けよう
ニュージーランドは3月の末からコロナによる緊急事態レベル4が宣言され、全国がロックダウンとなりました。そのためにエバコナも急遽すべての授業をオンラインに切り替え、レベル3になった今も生徒たちはそれぞれのホームステイでオンライン授業を受けており、少なくともこれは5月の半ばまで続きます。そのために 私も今はスタッフや生徒との日常のかかわりがなくなり、自宅から電話とメールで仕事をしています。こんな事態は私の長い人生の中でも初めてで、最初はちょっと戸惑ったのですが、自宅で静かに過ごすうちに私は「人生を見つめ直す思わぬ時間」が与えられたことに気づきました。
まず、自宅から出られないので 私は運動のために毎日犬と一緒に庭を歩くことにしました。幸いなことに私の家は田舎なので敷地だけはわりと広く、川を挟んだ隣には大きなにファームも続いています。私は毎朝、シダや常緑樹の茂る林の中や川に沿った小道を犬と歩きながら祈り、賛美歌を歌うことにしました。そうしていると歌いながら歩く私の周りをファンテールという鳥がついてまわることに気が付きました。ファン(扇)テール(尾)はその名のごとく尾羽を扇のように広げながら愛らしく私の周りを飛び回ります。また時に私は川の水辺にしばらくたたずんで木々を眺めたり、水のせせらぎに耳を傾けたり、飛び交う鳥たちの様子を目で追います。自然の中で一人たたずんでいると、自然と調和した安らかな気持ち包まれます。そして今では毎朝、犬も鳥も庭の植物も近隣の自然も私との時間を待っているかのように感じるようになりました。続きを読む
自粛生活から今学ぶ事
みなさんこんにちは、エバコナの学生サポートのカース敦子です。
今世界中が新型コロナウィルスの脅威にさらされ、沢山の国で自主隔離、自粛を余儀なくされていますね。ご存知の通りニュージーランドでも3月25日から4週間のロックダウンとなり、全国民が自主隔離生活をしています。そんな中で、私も自宅で仕事をしながらの隔離生活を送って3週間近く経ちました。その間、 必要なスーパーの買い出しで家を出たのはたった2回だけです!
ずっと家で過ごしてみるとシンプルな生活の中に忘れていた小さな喜びが沢山ある事に気が付きました。先日友人もFBに投稿していましたが、普段仕事と家庭両立の中、多忙な日々で小さな事に喜びを見つける心の余裕がなかった。けれど、今こうして家で過ごしてみると、今までお金を貯めて家族で海外旅行に行く事を夢に必死で働いていたけれど、その必要が無かった事に気が付いたそうです。今家で家族と過ごす何も無い静かな時間こそ自分の求めていたものだったと気が付いたのだとか。続きを読む