早春を告げるWattleの黄色い花が散り、九月に入るとフィティアンガも春めいてきました。ここ十日ほどは風もなく昼間は汗ばむような快晴が続いています。 近隣の園芸農家の輸出用水仙の摘み取り作業は、固いつぼみのうちにすっかり終わりました。 今年日本のどこかで花咲いているかもしれません。 我が家の窓からあたりを見回すと、桃・こぶし・水仙・金魚草・ゼラニウム等など、それぞれの庭に美しく咲きそろっています。こちらに移って来てから庭に植えた桜の木は、まだつぼみも堅くすぐに咲く気配はありません。 去年私たちが満開のこの桜の若木を店先で見つけたのは十月でしたから、本格的な春はこれからなのでしょうか。
この九月から、中一の娘は乗馬を習い始めました。先生のグレタ・ホワイトはオランダ人でフィティアンガポニークラブの乗馬の先生です。週一回娘はグレタから、馬のブラシのかけ方、鞍のつけ方、馬の扱い方を習います。 楽しいらしく、毎回にんじんを日本持って喜んで出かけていきます。 娘の友人でも馬を持って乗馬をやっている子は多く、中でも上手な子は障害競技に出場します。フィティアンガでは商店街以外の道路で乗馬が許されていて、路肩の芝生を馬に乗って颯爽と通り過ぎていく人をよく見かけます。 また浜辺などで馬を走らせる人も多く、特にそれが日没にかかっていたりすると、優雅で雄大な一服の景色となります。続きを読む