“地域ぐるみの体験教育”
6月に入り、フィティアンガのタウン・ホールでは恒例のファッションショーが開かれました。これは服飾デザインを通して若者たちの創造性を育て、それを発表できる場を与えようという主旨のもとに8年前から始まったもので、町の商店や住民がスポンサーになって行われています。以来MBASでもこれを美術の授業の一環として取り入れ、美術を選択した高2の生徒は毎年、ウエアブル・アートに作品を出していますが、それ以外にも小中高生が毎年沢山の作品を出して、自らモデルをし、また大人の指導の下で会場の飾り付けをし、ショーの振り付けを手伝い、進行、照明などすべてにわたって積極的に参加しています。
そのショーは約2時間半にわたり、内容も豊かで、子供服、スポーツウエア、イブニングドレス、マンズウエア、帽子等など多岐にわたっています。高2の美術の生徒が主に関わるウエアブル・アートとは普通洋服には使われない材料を使って洋服を作るもので、毎年ユニークな作品が出されます。例えば古タイヤを利用して作ったスポーティなミニのワンピース、黒いビニールのゴミ袋をつないで作ったパーティードレス、材木で作られた着る家、古毛布を使ったキャンプ用ドレスなど、奇想天外な作品が多く見ていてとても楽しいものです。続きを読む