親子留学にご興味のある方へ：ニュージーランドの幼児施設について

みなさんこんにちは。エバコナのカース敦子です。

日本はもう夏休みも始まって、蒸し暑い日々でしょうか？如何お過ごしですか？こちらは真冬で夜はストーブが欠かせない日が多いですが、それでも今年は比較的マイルドな気候でこちらコロマンデル半島では夜零下まで下がって霜が降りるという日は殆どありません。さて、以前からブログ記事でご紹介しようとずっと思っていたのですが、エバコナにいらっしゃる親子留学の方によくご利用頂く、２つの幼児施設について今回お話したいと思います。私は自分の息子を両方の施設に預けた経験がありますが、両方ともとても良い施設で自信を持ってお勧めできる素敵な幼児施設だと思います。

まず一つ目はエバコナのお隣にあるKauri Learners Early Education。こちらは3ヶ月から5歳までの子供を預かってくれる保育園です。時間帯も保育園なので朝の8時から夕方5時半までオープンしています。こちらの保育園の特徴は2歳以下10名まで、2歳以上20名までという少人数制の保育園で子供の数に対して保育者の数も多く、特に小さな子供を預けた場合とてもしっかりとした丁寧なケアをしてくれるという事です。私の息子がここの保育園に通い始めた頃はまだ1歳ちょっとで、はじめは朝置いて行くときによく泣いてしまって大変だったのですが、保育士の方たちがとてもよくケアをしてくださり、ずっと抱っこして歩きまわってくださったり、バギーに乗せてお散歩に連れて行ってくださったりと個々の子供のニーズに合わせてとても丁寧なケアしてくださいました。また始めの頃、なかなか落ち着かない場合はきちんと連絡をくれて様子を知らせてくれたりもして、幼い子供を預けるお母さんにとっても安心して子供を預ける事のできる環境だと思います。エバコナのお隣にあるという事もすぐに様子をチェックに行けるという意味でも安心です。

また、こちらはおむつと食事も保育園が提供してくれるという事も大きなプラスです。お食事は保育園にいる調理担当者（日本人）が毎回ヘルシーで美味しい料理を朝のおやつの時間、お昼の時間、午後のおやつの時間と3回出してくれます。また、こちらの保育園で出されるお野菜は近くの無農薬農園で育ったとても安全で健康的なものなので、それもお母さんたちにとってはとてもありがたい事です。私の息子はこちらで頻繁に出てくる茹でたお野菜のおやつのお蔭でブロッコリー、人参やジャガイモ等モリモリと食べてくれるようになりました。
そして、親子留学のお母様にとって、放課後の時間、3時以降も預ける事ができるというのも時々自分の時間を持つ事ができてプラスだったりするようです。小さなお子さんがいると、なかなかゆっくりお買い物をしたり、お友達とお茶を飲んだりと息抜きをする時間がないと思うのですが、それが時々できるというのはとっても貴重な時間ですね。

さて、もう一つの幼稚園、Mercury Bay Kindergarten は昔からフィティアンガにある歴史のある幼稚園です。私は上の子、今は8歳になる娘もこちらの幼稚園でお世話になりましたが、長年勤めていらっしゃるベテランの先生方が多数いらして、経験豊かな優しい先生方がそろっているのも魅力の幼稚園です。また広い園庭にはとても大きな砂場があり、砂遊び用の大小さまざまな遊具が豊富にそろっています。うちの息子のように砂遊び大好きな男の子は思いっきり遊ぶことができます。ここの幼稚園は砂場とブランコのエリアに大きなテントのような屋根がついています。日差しが大変強く、紫外線には注意しなければならないニュージーランドでは保護者にとってこれは大きなプラスです。園庭には他にも水遊びのエリア、滑り台とアスレチックのエリア等様々なエリアもあり、園庭の大きな木にはとても可愛い小さなドアや窓等がついていて、中には小人が住んでいるそうです（笑）。

幼稚園の建物の中も広々としていて、クラフトエリア、お人形エリア、粘土エリア、お絵かきエリア、玩具エリア、パズルエリアと様々なエリアがありのびのびと遊べます。この幼稚園は室内も外もスペースがゆったりととってあるので、年上のお子さんや活発な男の子は思いっきり遊べると思います。こちらは保育園では無いので対象年齢は2歳から5歳まで、時間帯も8時45分から3時までとなっています。また、おやつやお弁当、水筒とおむつ（おむつが必要な子供の場合）は自分で持参することになっています。しかし、日によってはランチテーブルの上にフルーツがもられたお皿が置いてあったりして、食いしん坊でフルーツ好きなうちの息子はいつもガツガツと食べています（笑）。人数も最高30人まで、平均して一日20-25人の子供に対して5-6人の教師がいますので、こちらも少人数制でそれに対する教師の比率も高くしっかりと子供のケアをしてくれます。

ニュージーランドの幼稚園はどこでもニュージーランドの幼児教育カリキュラムTe Wharikiをベースにしています。Te Wharikiは教育先進国として世界的にも注目をされるニュージーランドの教育カリキュラムの中でも特に優れたものだと思います。子供の自由意思を尊重し、完全なる自由遊びをベースにして子供の個性や知的好奇心を育み、自立心、自信、粘り強さ、思いやりや協調性、リーダーシップ能力等子供の様々な精神的成長をしっかり育んでくれるプログラムです。Kauri Learners Early EducationもMercury Bay KindergartenもTe Wharikiをベースにした大変質の高い教育プログラムを提供していますので、是非ニュージーランドで様々な新しい体験、学びや出会いを経験するためにも親子でお越しください。