はじめに
皆様お元気ですか。<フィティアンガ便り>以来、長い間ご無沙汰いたしましたが、私はまだ元気でフィティアンガに住んでいます。早いもので今年で12年目を迎えます。当時5歳と8歳と11歳だった子供たちもほとんど成人して、今は高3の末息子が1人残るだけとなりました。3人共、外見は日本人ですが今や気質はほとんどキーウィーです。
この12年間、私自身にも人生の大きな転換がありました。お気づきのように姓がマクリーンとなり、今や私も半分キーウイーです。今度の夫はニュージーランドの片田舎の牧場で生まれ、子供の頃から狩猟や鱒釣りに明け暮れて育ったという生粋のカントリーマンです。まさに日本では考えられない体験教育を積んだ人で、その揺ぎ無い教育観、人生観に都会育ちの私の屁理屈は時に歯が立ちません。私の子供たちの人生観も彼の出現で大きく変わってしまいました。
さて、その彼と子供たちのサポートを得て、私は今年、ここフィティアンガに英語学校を開くことになりました。学校の名前はイングリッシュ ボヤージアカデミー(エヴァ)といいます。
この10年来、私はここフィティアンガの高校で日本語を教える側ら、この高校に留学してくる外国人留学生の世話をしてきましたが、ニュージーランドにおける特に日本人留学生のかかえる問題の大きさに気づき、その受け入れ改善に試行錯誤を重ねてきました。そしてついに去年からここの高校内に補習校を開き日本人留学生がニュージーランド人と肩を並べて授業が受けられるよう毎日放課後、教科別の個人指導による補習授業をやっています。
そして今年からはこの高校の隣に本格的にエヴァの学校を開いて、高校や大学に入る前の準備コースも開きます。(7月開講10週間コース)これはフィティアンガの高校とタイアップして行われます。
昨今、若者の海外留学が一般かしており、多くの若者が気軽く外国と日本を行き来するようになりました。それでも実際に文化や言葉の壁の厚さは変わっていません。本当に留学を成功させるには本人の強い意志と日本の家族の理解とサポート、そして受け入れ側のしっかりした体制が整わなければ成りません。私は一人でも多くの若者が留学を成功させて、その貴重な体験を生かして欲しいと思っています。そしてニュージーランドの教育畑で働いている私が少しでも、そのお役に立てたらと願っています。
そしてもう一つエヴァで私が目指していることがあります。12年前に40歳を目前にして日本を出た私の経験を多くの日本の女性に伝えていきたいということです。女性の方々(年齢無制限)ニュージーランドでの英語生活体験をしたい方、一人でもグループでも結構です。この小さなリゾートタウン、フィティアンガにいらっしゃいませんか。英語を勉強したり、乗馬をを習ったり、ウインドーサーフィンをしたり、地域のサークルに参加したり、お好きなプログラムを組むことができます。期間やコースの内容などはすべて個人の希望にあわせます。
興味のある方、詳しいお問い合わせは協会まで、または直接私にご連絡ください。
Eriko McLean (English Voyage Academy)
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