しばらくご無沙汰いたしました。
6月19日、ついに日本でオンラインで勉強していた高校準備コースの生徒たち 20人がエバコナのフィティアンガ・キャンパスに到着しました。その日の前日までエバコナのスタッフ一同は2年ぶりの生徒さん受け入れ準備で嬉しい悲鳴を上げていました。
到着したその日、空港からシャトルバスでエバコナに着いた生徒たちはコモン・ルームで一息つくと、まずコロナの迅速抗原テストを受けました。幸い全員陰性だったので安心して、迎えに来たホームステイファミリーに引き取られ、それぞれの新しいニュージーランドの家族の家に 帰っていきました。たぶん内心はドキドキしていたのでしょうが、みんな笑顔でファミリーに英語で挨拶をして引き取られていきました。
以来、今日までの2か月間はまさに生徒たちにとってアドベンチャーだったと思います。住み慣れた日本を離れ、他人の家で、しかも英語で生活するのは緊張の連続でした。一人の少年はホストファミリーの都合で一時期インターネットのない山の中の家に住むという経験もしました。彼によるとインターネットが無くても暮らせるという良い経験だったと言います。でも家に帰ってからの時間が長―く感じられ、インターネットの代わりに彼はゴム長靴を買って森を歩き回ったそうです。またホストファミリーと一緒にコロナにかかってしまい1週間の自宅隔離をした生徒、自転車で帰宅中に小川に落ちて眼鏡や携帯をあわや失くしかけた生徒、などなどなど・・・、この2か月間は日々ハプニングの連続でした。でも今ではやっとニュージーランドでの英語生活に慣れてきたようです。毎週、地元のサッカー・クラブでニュージーランド人とプレーを楽しんだり、モダン・ダンスやクラシック・ダンスのレッスンをとる生徒たちもでてきています。
そして先々週は来年の進学先を選ぶのために、それぞれの希望に合わせていくつかの高校を見学に行きました。エバコナが推薦している高校は北島の中小都市にある高校ですが、みんな熱心に見学をしてきました。高校見学を終えて、エバコナでのみんなの勉強はますます現実味が帯びてきたようです。そして一人一人がこの留学を通して将来何をしようかと真剣に考え始めました。
このニュージーランドの高1の勉強をするエバコナの高校準備コースは来年の1月まで続きますが、毎週、金曜日の午後に行われる体験教育プログラムや10月には山小屋1泊の登山などもあり、まだまだ盛りだくさんです。
来年の2月からは小さい時からたくさんの体験教育を受けて逞しく育っているニュージーランド人の高校生と肩を並べて勉強することになります。このコースが終了する来年1月末までには今年の生徒も全員その準備が整うことでしょう。
*私は9月から10月にかけて2年半ぶりで日本を訪問します。これまでのように無料教育相談も受け付けていますので、お気軽にお声をかけてください。皆様にお会いするのを楽しみにしています。
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