皆さんこんにちは。
先週はブログで子供の成功という事についての記事を書きましたが、今回はその中でも私の中で最近気になったリーダーシップという事について書きたいと思います。
最近NetflixでStart Upという韓国ドラマを見ました。ちょっとツッコミどころも多々ある韓国のラブコメディードラマではありますが(笑)ビジネスを始めようと切磋琢磨する若者たちの姿は前向きな気持ちにさせてもらえました。そのドラマで主演女優が聞いたある質問、「優秀なCEOとは」に対してビジネスメンターの男性に言われた「経営は正解がないからさがしても無駄です。だから答えを探さずに選択を。批判を恐れていたら何も決断はできません」というセリフが心に残りました。以前もブログ記事で子供の頃からの「自由遊び」「自然の中での体験教育」がコミュニケーション能力、自信、忍耐力、判断力等、子供に沢山のスキルを教えてくれると書いたかと思います。この「様々な人生経験」というものが本当に私たちの人間力を育むのに不可欠だと最近強く思います。
若い時に留学をするという経験は本当にチャレンジも多い体験です。まず親元を離れて、
全くの赤の他人の家、それも言葉や価値観も全く違う人達と暮らすのですからそれは本当に大きなチャレンジです。しかし、この経験から子供たちが得る人生経験の深さは本当に大きなものだと思っています。私を含む多くの人は「自分は正しい」という自分の価値観に囚われる事が多いと思います。ですから、自分と違う価値観にぶち当たるとまずは否定に走りがちですね。しかし、ここで自分と全く違う価値観の中で暮らし、それを受け入れて生活してみるという体験は子供の視野をとても大きく広げてくれます。子供はまだ大人よりも柔軟な心を持っている事が多いので驚く程の柔軟性を見せてくれる事が多々あります。
最近エバコナの卒業生と話しをする機会が多々ありましたが、そんな時彼らの成長ぶりには毎回驚かされます。そして、それぞれが本当にしっかりと自分の生きる方向性を見出して生きていていつも感心させられます。自分を振り返っても、彼らと同じ年齢の時自分はもっと精神的に幼かったと思えてなりません。
先ほど出てきた批判を恐れずに決断をできる力というものもこのような人生経験から生まれるものではないかと思います。誰もが人に理解されたい、褒められたい/認められたい、好かれたいという気持ちは持っています。しかし、そこで自分のプライドや固定観念/価値観にとらわれずに自由に決断をできるという力はやはり自分とは全く違う価値観の中で揉まれる経験があってこそ、身に着くものなのではないかと思います。上に立たなければいけないものは孤独だとよく聞きますが、私はマザーテレサの言葉が大好きです。彼女はどんなに人に誤解されたり、悪く言われたとしても、最終的にあなたの人生は「あなたと神様」の間の事だからこそ、何があっても愛と誠意をもって生き通せと言っています。ハードルが高いですが、そのような生き方を目指せたらといつも思います。そして、これからもエバコナでは次世代の世界をリードする日本の子供たち一人一人が留学という経験を通して自分の生きる方向性を見出して行く事を応援しサポートできる学校でありたいと思います。
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