少し前になってしまいましたが、10月31日の土曜日はハロウィンでした。ニュージーランドでは一般的にハロウィンはあまり大きく祝われませんが、子供達の多くは仮装を楽しみます。フィティアンガの私の自宅から数軒先の隣人は、家中をハロウィン・ハウスに飾り立て、朝から町中の子供たちに家を開放しました。
その日は朝から快晴で、風もなく、絶好のハロウィン日和(ニュージーランドは春です)。普段はわりと静かな表通りを色とりどりに着飾った子供たちがゾロゾロとその家に向かって歩いていました。
26年前に私が3人の子供たちとフィティアンガに移ったのは10月で、当時 ハロウィンのことを何も知らない私たちのところに、ある日、隣家の2人の子供たちがハロウィンだから近所を回ろうと3人を誘いに来ました。なんだかわからないけれど、ともかく変装する必要があるということで、シーツをかぶったり、幅広の帽子をかぶったり、ほうきを持ったりして5人は出かけていきました。
夕方、意気揚々と帰ってきた子供たちは袋いっぱい何かをもっていました。5人は興奮してそれを広げて、山分けを始めました。お金もちょっとありました。庭のオレンジ、キャンディー、ビスケットいろいろ入っていました。初めての経験でうちの子供たちは大感激。「家のドアを叩いて、人が出てきたら〝トリック・オア・トリート!(Trick or treat!)“っていうんだ。そうするとお菓子やお金をくれるんだよ」うちの3人は興奮していました。
今年、魔女の帽子をかぶってほうきをもった6歳の孫がやはりドレスアップした友達をつれて私の家にやってきました。二人は「トリック・オア・トリート!」と叫びます。私が用意しておいたイチゴとアイスキャンディーをわたすと、その場でぺろりと平らげました。
彼らはその後、ママに連れられて教会のハロウィン・パティーに出かけていきました。
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