子供の頃からとても内向的な性格で人と話したり、周りの人に自分を表現する事がとても苦手だったという亜里沙さん。そのため、小学校の頃から集団生活が苦手で学校に行けない事も多かったそうです。そしてお友達関係も上手く築く事ができず、不登校を繰り返していた中学生の時にニュージーランドへ留学する事を決めます。
エバコナで高校準備コースを1年間学習した後、高校2年生でMercury Bay Area schoolに編入し、高校3年生からはThames High school に編入しました。留学をしてみて、日本では内向的な性格から人と関わりたくないと人を避けていましたがそれでは生きてはいけないのだという現実を知り、人と関わるようになり、それにつれて自信がついていきました。ホームステイでも上手くいかない経験もしましたが、その失敗を通して積極的に自分の意思を人に伝えることができるようになったと言います。また現地高校でも、留学生や現地高校生のお友達を自分から作るという経験を通して積極性が身についていきます。留学での様々な体験は亜里沙さんの人生を大きく変えたと言います。
高校時代、アートやフォトグラフィーを勉強し、美術系の科目が好きだった亜里沙さんは高校卒業後、日本大学の芸術学部の写真学部に入学します。そして、大学生になってからはアパレルから飲食店まで本当に様々な業界のアルバイトに積極的に挑戦したそうです。大学生活はそれなりに楽しかったそうですが、アルバイトを通して様々な業界を見て社会経験をするとそちらのほうが新鮮で充実していたという亜里沙さん。いつかもっと働きたいという思いが強くなり、遂に大学を辞める決心をします。そして思春期に長い間海外で過ごした事もあり、そのブランクを埋める意味でも親ともっと時間を一緒に過ごしたいという願いもあり、大学を辞めて家業であるお米問屋さんで働く事にしました。
家業では旅館やホテルにお米を卸すために真夜中から早朝にかけて仕事をします。そのため、朝まで働いた後に数時間の睡眠をとり昼間は美容のアルバイトをしたそうです。そのうち自分は美容に興味があり、この業界で仕事をしたいと強く思い始めます。そこで昼間に通信で美容の勉強をはじめました。パーソナルカラーや骨格診断等、様々なコースを勉強する中で色々な人との出会いがあったそうです。そこでの出会った人々を通して、人とのつながりが生まれて勉強を終えた後、独自の美容ビジネス、イメージコンサルタントを始めました。
独立後はスタイリスト、メイクレッスン、パーソナルカラーや骨格診断、その人の体系に合ったオーダーメードのスーツや洋服も作りはじめます(ビジネスマンや著名人のためのオーダーメイドの洋服も手掛けているそうで、元阿部首相のスーツも作ったそうです)。一人一人の人が自分らしい美しさを見つけて、自分に自信を持って自己表現できるようになって欲しい。そんな思いからお客様からどんな自分になりたいのかというヒアリングをし、自分の好きなところ、良いところを通して自信をつけ、もっと自分を表現する勇気を持ってもらう。昔、自分の事を表現する事のできなかった亜里沙さんは自分と同じ悩みを持つ人を助けたいと言います。
自分に批判的になりがちな日本人ですが、亜里沙さんは自分に自信を持てないというお客様に寄り添って、長期的にカウンセリングをするそうです。自信を持てた時に女性は内側から輝き出すからこそ、カウンセリングを通して自分を大切にして、全てに美しさを見いだせる心を育てたいと言います。
今後は自分の作りだしたシステムをベースにスクールを設立したいと話しており、今後主婦をしている女性達がもっと自信をもって社会貢献ができるような社会を作りたいと次なる事業計画についても話してくれました。ニュージーランドの留学がきっかけで自分を表現する事を学んだ亜里沙さんは、日本の女性達が生き生きと生きられる社会を目指して走りはじめました。
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