今、こちらは冬の真っ盛り。温暖なフィティアンガでは昼間は14度ぐらいですが、夜は4度ぐらいになり、毎晩、薪ストーブは欠かせません。
その寒い冬の夜にみんなで鍋をしようと、昨夜は久々に娘(AKO)と孫二人、そして息子(TADDY)夫婦が我が家に集まりました。娘が鶏肉とリークねぎを持ってきてくれたので鳥の水炊きをすることになり、息子夫婦がオークランドの中国マーケットで買ってきた貴重な豆腐と日本から持ってきた珍しい乾燥マイタケを、私が豚の挽肉で作った和風肉団子といただき物の甲州のホウトウうどんをだして、みんなで鍋を囲みました。
孫娘のリナ(6歳)はテーブル上で鍋がぐつぐつ煮えているのを初めて見てびっくり、「なんでテーブルの上で料理するの?」と素朴な質問です。私が「これは日本の鍋料理というのよ」というと、彼女はこれはなかなか楽しい食事方法だと思ったようでした。張り切って慣れない箸を使って肉団子をたくさん食べてくれました。アツアツに煮えたものを小皿に入れたポン酢でいただくというのもリナにとっては珍しかったようです。
ニュージーランド人の夫も鍋は大好物です。今では箸使いも日本人並の彼は、私たちに劣らぬスピードで鍋をいただいていました。
我が家のポン酢は私の自家製です。醤油だけは日本製を使いますが、みりんはこちらのスーパーでも手に入る外国製のみりん風を使います。適量の醤油とみりんと水を鍋に入れ、韓国製のだし昆布を入れて煮だし、最後に鰹節を入れて火を止めます。これは私が昔、専業主婦だった時に姑から習ったレセピーで、鰹節を入れたら煮ないのが上品なだしの作り方だと聞きました。その基本だしに庭からとってきたレモンを絞り込み、醤油を足してポン酢を作ります。なかなかおいしいですよ。
鍋はやっぱり大家族で囲むのがいいですね。ニュージーランドにいても日本にいても湯気の立つ鍋を真ん中にみんなでワイワイと食べる鍋料理の醍醐味は同じだなーと思うのでした。
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